9月10日 この世の教えに縛られてはいけ

コロサイ人への手紙2章16節~23節

今日の聖書箇所では,パウロは,コロサイ教会の信徒たちに一つの課題があることを指摘して戒めています.それは,人間の戒めや教えが何よりも重要なことのように扱っていることに対してです(21-22).ユダヤ人キリスト者の間でも,律法を重視し,異邦人蔑視ともとれることが行われていることについて,パウロは注意したのです(16).
私たちは,とかく信仰の熱心さを行為や行いにすり替えてしまい,信仰の内実を伴わないものに変えてしまっていないかと思わされることがあります.このことは,昔も今も問われていることと思います.
パウロが,「これらは来るべきものの影であって,本体はキリストにあります」(17)と語っていることからも,重要なのは私たちがキリストにあることなのです.「あなたがたがキリストともに死んで,この世の諸々の霊から離れたなら…」(20)と言われているように,キリストを信じ信仰の歩みを始めたキリスト者である私たちが,かつての律法や戒めに戻ったり,人間的な教えに傾倒していくことは,自らの自己満足でしかない(23)と強く戒められていることを覚えましょう.

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