8月27日 パウロの奮闘の理由

コロサイ人への手紙2章1節〜5節

パウロは「私が,あなたがたラオディキアの人たちのため,そのほか私と直接顔を合わせたことがない人たちのために,どんなに苦闘しているか,知ってほしいと思います」(1)と言い,苦闘・奮闘していることには理由があると言っています.それは,「この人たちが愛のうちに結び合わされて心に励ましを受け,さらに,理解することで豊かな全き確信に達し,神の奥義であるキリストを知るようになるためです」(2)と言いました.まだ顔を合わせていない人々を含めて,キリストを信じる者同士の交わりの輪が広げられ,キリストを共に信じる信仰も深められていくことを願い,パウロは労苦・奮闘しているというのです.パウロが見せしめのように投獄されていたとしても,かえってパウロのことを覚えて信仰を堅く保ち,さらに,新たに加えられる人を含めて,信仰が増し加えられていくということがあるのです.事実,2世紀代のキリスト教会は迫害の中を通らされていきますが,むしろ教会は堅く建て上げられ,福音宣教は前進していき,今日に至っています.
まさにパウロがあらゆる境遇の中にもキリストの力(1:29)を帯びて力強く働きをしていたように,私たちも主の力に押し出されて,主を証しする者として遣わして頂きたいと思います.

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