9月3日 キリストの割礼

コロサイ人への手紙2章6節〜15節

11節で「キリストにあって,あなたがたは人の手によらない割礼を受けました.肉のからだを脱ぎ捨てて,キリストの割礼を受けたのです」とパウロは語っています.特に,「キリストの割礼」とは,この後12節以降で言われているバプテスマのことを指しています.ユダヤ人たちは割礼を受けていることを誇っていて,ユダヤ人キリスト者の一部は割礼を受けることが重要と考え,異邦人キリスト者にも割礼を施すべきであると言って教会を混乱させていたことがガラテヤ人への手紙を見ても分かります.コロサイ教会においても同様で,無関係では無かったと思われます.そこで,パウロはあえて,バプテスマを説明するに当たって,「キリストの割礼」という言葉を使いながらも,ユダヤ人の儀式の割礼ではなく,霊的に神に献げられ,キリストにあって生きる者となったしるしとして,その身に受けたバプテスマの祝福について教えて行きました.
私たちもキリストのものとされた者にふさわしく,「あなたがたは主キリスト・イエスを受け入れたのですから,キリストにあって歩みなさい」(6)とのみことばに応えて歩んでいきたいと思います.

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