9月29日 聖潔への第一歩


新約聖書 ローマ人への手紙7章14節~25節
7章の後半には,パウロは,「私は,したいと願う善を行わないで,したくない悪を行っています」(19)と,パウロの経験が葛藤としてだけでなく,敗北という表現で書き記されています.それは,心では律法を喜びながらも,自力ではどれ一つとして律法を行うことができないという堕落した性質があり,聖霊の御力がそれを支配しない限り,回心後もパウロを破滅に陥れていくことを語っています.キリストにあって新しく生まれた(新生した)クリスチャンでも,私たちの肉は絶望的に悪であると正直に認めることが,聖潔への第一歩であることを教えるために,パウロは自ら,「私は本当にみじめな人間です」(24)と告白しました.そして,この罪深いものを導かれるのが主イエス・キリストなのです(25).

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