1月28日 自分の霊に注意せよ

マラキ書2章13節~17節

今日の聖書箇所も基本的には祭司たちに向けて語られている主の宣告のことばですが,今回,厳しく示され,語られていることは,「『それはなぜなのか』とあなたがたは言う。それは主が,あなたとあなたの若いときの妻との証人であり,あなたがその妻を裏切ったからだ」(14)という,婚姻関係の解消についてでした。このように語られる背景には,本来,結婚は夫と妻が一体となるという神の御旨と奥義に関わる重要なことであるのに,その神の御心に背いて,自分の都合で雑婚を繰り返し,さらには結婚を政治的に利用するまでになっており,それを祭司は黙認するどころか,祭司自身までもが主に背いていたということがありました(ネヘミヤ13章)。それは,単に,夫婦関係だけではなく,結婚の奥義は神のもとにあるものであり,さらには神と人との親密な交わりにもつながることであるにもかかわらず,祭司たちが「それはなぜですか」(14)と言って,その事の重大さを認識することも出来ないでいたからです。
「神は人を一体に造られたのではないか。そこには,霊の残りがある。」(15)とまで言われています。夫婦関係,家族関係は霊的な側面があり,重要であることが語られています。「あなたがたは,自分の霊に注意せよ。」(15, 16)と繰り返して警告されています。夫婦関係,家族関係を見直していく事は,主と私たちとの信仰的交わりを点検していく上でも大切なことなのです。

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