2月2日 健全なことばと慎み深い行動
テトスへの手紙2章1節~10節
◇パウロはクレタ島における働きに従事するテトスに対して奉仕者としてふさわしい模範を示すよう具体的な勧めをしました。その基本的姿勢として「慎み深く」するように勧めました(2, 5)。クレタ人の気質からすると、大酒飲みであったり嘘つきであったりすることが多く,態度も横柄であったり、いい加減なところが見受けられたと思われます。それに対して,パウロが勧めている「慎み深い」態度は、どのような場合にも相手に対する尊敬の念を持って接し、奉仕者として仕えることを第一にするように勧めていたことが分かります。このことは今日の私たちにも、あるべき姿勢として勧められているのではないでしょうか。
◇次に、「あらゆる点で思慮深くあるように勧めなさい。」(6)と語っています。これは若い人について言われていることですが、若き次世代の奉仕者であるテトスもその中に含まれていたと思います。現代においても、メディアなどの情報を鵜呑みにしてしまうことで間違った理解、誤解を招き、一層混乱してしまう恐れがあります。よく考えることを忘れてしまっていないでしょうか。
◇私たちキリスト者は健全なみことばに学び、その視座をもとに物事を見ていく目を養っていかなくてはならないと思います。まずは、健全な神のみことばに聞きつつ歩んでいきましょう。