10月13日 主の御名の威光によって
ミカ書5章1節~4節
本日の聖書箇所は、前章と同じように、預言者ミカにより、時代を越えてメシア預言を含むメッセージが語られています。2節の「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりに小さい。だが、あなたからわたしのために、イスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」と語られたことばは、イスラエルを治められる方、つまり救い主(メシア)がベツレハムから出ると言うことで、これはイエス・キリストの誕生を指し示すメシア預言でもありました。なぜ、預言者ミカはこのような壮大な神のご計画について語ったのでしょうか。それは、この時代のイスラエルが、私腹を肥やす指導者や背信の罪を重ねる民、 そして、他国からの侵略など混迷を極めていく中で、神のみわざが明らかにされるためでした。
メシアの来臨は、「あまりにも小さい」(2)と形容されるようなー筋の光でしたが、それはやがて、大いなる神の栄光「威光」(4)を放つようになると語りました。もう一つ注目したいことは、「彼は立って、主の力と、彼の神、主の御名の威光によって群れを飼う。そして彼らは安らかに住まう。今や彼の威力が、地の果ての果てまで及ぶからだ。」(4)と語られていることです。この言葉は、人々が救い主(メシア)を中心に安らかに住まうようになる、つまり、主こそが真の平安を与えられるお方である事を示しています。
主にある平安に感謝して歩んでいきましょう。