9月15日 公正を知っているはずではないか

ミカ書3章1節~4節(今回はビデオメッセージはありません)
2章において、預言者ミカは、不法を謀り、人の所有している家や土地をかすめ奪うような行為が横行し、それも民の指導者たちが率先してそのようなことを行っていることに対して、主のさばきがあることを警告していました。
3章1節おいても「聞け。ヤコブのかしらたち、イスラエルの家の首領たち。あなたがたは公正を知っているはずではないか。」と彼等の心に的確に呼び掛けていきます。
ここで重要なことは、民の指導者たちが「公正を知っているはずではないか。」と、分かっていながら不法を謀り、不正行為を行い続けていたという問題でした。律法を知らなかったのではなく、知っていて、無視していたということであり、そこに罪意識もなくなってしまっていたということです。自分の利益を優先して不正行為をしても、何とも感じなくなっている無感覚さは、問題をより深刻なものにしてしまいます。
このような民に対して、「そのため彼らが主に叫んでも、主は彼らに答えない。そのとき、主は彼らから顔を隠される。彼らの行いが悪いからだ。」(4)と、主は遠く離れてしまい、助けることはなさらないと言われました。自ら不正を行い、神から遠ざかってしまうという人間の愚かさを思いますが、このように言われ、指摘されている時こそ、悔い改めて、へりくだって主に立ち返っていくことが求められているのです。

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