11月19日 キリストの奥義を語れるように

コロサイ人への手紙4章2節~18節

パウロはコロサイ教会の信徒たちへ,この手紙の最後の挨拶のことばとして,数多くの兄弟たちの消息や,彼らへの伝言を書きしたため,さらに,どのような状況にあっても福音宣教の働きが前進するように,とりなしの祈りを要請しました(18).そして,4章の冒頭2節でも「たゆみなく祈りなさい.感謝をもって祈りつつ,目を覚ましていなさい.」と勧めました.
祈りは,どんな場合にも,信仰者相互の交わりを強め,さらに課題を共有し合うことが出来るようにします.決して失望するのではなく,積極的に祈りつつ,神の御業に期待していく信仰が養われていきます.そして,決定的なことは,パウロが,「また,私がこの奥義を語るべき語り方で明らかに示すことが出来るように,祈って下さい.」(4)と,祈りの要請をしているように,最善となる働きができるためには,祈りが不可欠であるということです.私たちは何事も祈りなくして始めてしまうことがないように,むしろ祈りが優先され,祈りに始まり祈りに至るというように,最後は主に感謝をもって祈りつつ(2)歩む生涯となることができるように,改めて心がけて歩んで行きましょう.

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