6月18日 主の仰せに従ったアブラハム

創世記22章1節~19節,ヤコブの手紙2章21節

創世記22章1節に「これらの出来事の後,神がアブラハムを試練にあわせられた.」とあります.「これらの出来事」とは,創世記21章にある,念願の子イサクが与えられたこと,女奴隷との間に生まれたイシュマエルのことでアブラハムが悩まされたこと,神がこの母子を新たな地で生かされるように導いて下さったこと,さらに,アビメレクと盟約を結び,ベエル・シェバの井戸を得て,ここを居住地とし,平穏な時を過ごすようになったことを指しています.これらの出来事を経て,神は一つの試練を与えられました.神は闇雲に試練にあわせられるということはなく,アブラハムの場合も,いついかなる時にも神に従う力を強め,その人格をさらに成長させようとして試みにあわせられたのでした.その試練は,我が子イサクをささげるようにという,最も苦渋の決断を強いるものでした.しかし,アブラハムが主の仰せに徹しようとした時,神はアブラハムに一匹の雄羊を供えられ,これをささげるように命じられたのでした.アブラハムの従順な信仰は次の世代イサクに受け継がれていきます.従順な信仰は一代で終わるのではなく,脈々と受け継がれていくことが重要なのです.

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