5月22日 あわれみ深い者は幸いです

マタイの福音書5章1節~12節

あわれみ深い者とは具体的にどういう人のことを指しているでしょうか.聖書の中でよく例としてあげられるのが良きサマリヤ人です.彼は,当時のユダヤ人とサマリア人との間にあった偏見・差別意識がありながらも,強盗に襲われ傷ついたユダヤ人を助け介抱しました.このことからも「あわれみ」とは実際的・実践的行為に現れるものでもあります.また,無慈悲なしもべのたとえ話では,王によって借金を帳消しにしてもらったしもべが,それに比べたらわずかな借金の返済を猶予することが出来ず,さばかれることになり,仲間をあわれんでやるべきではなかったかと問われています.あわれみとは赦免する,赦すことでもあります.あわれみとは自らにもかえって来るものであることを覚えたいと思います.

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