6月27日 満ち足りる心を伴う敬虔
テモテへの第一の手紙6章1節~10節
6章の冒頭で,仕える者と主人との関係において,原則,尊敬をはらい仕えていくように勧められました.一人のキリスト者として忠実に従順に仕えていくことによって,積極的にキリストを証ししていくことが勧められています.時に,主従関係からは不平,不満が生じやすいものです.しかし,そこにへりくだりと愛があらわされていく時に,豊かな人間関係が生まれてくるのも事実です.キリスト者は平和をつくりだす者となることが期待されているとも言えます.「満ち足りる心を伴う敬虔」とは,信仰を利得のために利用するのではなく,むしろ私たちを愛し,罪から救ってくださった神を信じる信仰のゆえに,神が与えてくださるもので満足し,感謝して生きるということであり,これこそが真の利益を生む道であることを教えられます.