2月26日 真実を証明するために
使徒の働き25章1節~12節
フェリクスの後任としてフェストゥスが総督として着任すると,すぐに属州となっているエルサレムを視察しに来ました.そこで,祭司長やユダヤ人たちはフェストゥスにパウロをエルサレムへ連れて来て裁判をするように願い求めました.しかし,パウロはカイサリアで監禁が続いているため,改めてカイサリアに出向くように言われ,2年ぶりに再びカイサリアでパウロに関する裁判が行われました.そして,裁判の場で,パウロは無罪を主張し,カエサルに上訴する,つまりはローマの法廷での裁判を希望しました.どこまでも裁判が続くことが予想されましたが,パウロは真実を明らかにするために,あえてローマの法廷に立つことを選択しました.このことから,パウロは着実にローマへの道へと向かって行くことになったのです.