9月8日 牧場の中の群れのように一つに集める

ミカ書2章1節~13節[ビデオメッセージは⇒こちら

2章では、預言者ミカは諸氏族の指導者たちに対して、不法を企てていること(1)、人の物をかすめ奪い、自分の私腹を肥やしていること(2)を厳しく指摘し、これに対して厳しいさばきの警告を告げました(3)。しかし、このような警告が語られても、「『戯言を言うな』と彼らは戯言を言う。」(6)とミカが指摘するように、彼らは不法や私腹を肥やすために手段を選ばず、罪に対して無感覚となっている程に、その霊的状態は深刻なものでした。
このようにさばかれて当然とも思える民たちの状態でありながらも、回復と希望のメッセージが語られました。「ヤコブよ。わたしは。あなたを必ずみな集めて、イスラエルの残りの者を必ず呼び集める。わたしは彼らを、囲いの中の羊のように、牧場の中の群れのように、一つに集める。こうして、人々のざわめきが起こる」(12)。このメッセージは、やがてバピロン捕囚から帰還する’残りの者たち’がいるという希望であるとともに、それを先導される主、メシャの来臨にもなぞらえて語られた預言でした。当時の人々はそれがいつなのか、十分に理解することができませんでしたが、神はご計画に従って,確かに約束の民の回復を備えられていくということを後の時代の人々は知るようになるのでした。
そして、今日、私たちも主のあわれみを覚え、主の救いの約束の確かさを覚え、信仰もって歩んでいきたいと思います。

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