11月12日 キリスト者の家庭と生活
コロサイ人への手紙3章18節~4章1節
パウロは,コロサイ教会の信徒に対して,特に,妻・夫,父・子ども,奴隷・主人というような,家庭における一人一人の立場や責任を意識して勧めをしました.同じような勧めはエペソ人への手紙の中にもあり,この勧めは,ある特定の人々に対してというよりは,キリスト者の家庭に対する一般原則として教えられたものであると言えます.
この勧めの中で一つ貫かれていることがあります.それは,「主にあるものにふさわしく」(18),「それは主に喜ばれることなのです」(20),「主を恐れつつ」(22),「主に対するように」(23),「自分たちも天に主人を持つ者」(4:1)など,どの勧めも主なる神にあって行うことが勧められているということです.どの家庭も,目には見えなくても,その中心に主なる神を据え,神を覚えて行って行くように言われています.どのような家庭でも,中心に何があるかが非常に重要です.
キリスト者の家庭を見る時,その中心は主なる神であり,その教えに倣い,一人一人がふさわしく生きようとしていく事が,結果として,家庭としても豊かに建て上げられていくということを教えています.今日,私たち一つ一つの家庭が,主にあって導かれ歩んで行くことが出来るように祈りましょう.