10月17日 主の御手があったので
エズラ記7章1節~28節
エズラ記の7章に,いよいよエズラ自身が登場します。今日の聖書箇所では,エズラがエルサレムへ帰還する目的とそれに関わる実際の働きについて記されています。エズラは祭司の家系の者(5)で、モーセの律法に通じている学者でした(6)。エズラがエルサレムへ帰還する最大の目的は、帰還民たちにモーセの律法について教えることであり、神の前に律法に沿って神礼拝がささげられるように導くためでした。エズラはそのために必要なレビ人をはじめとする人員を集め、必要な財源の確保、帰還民の道中を守りエルサレムへと向かう準備にとりかかっていきました。それは簡単なことではありませんでしたが、すべてのことに、「神の御手があった」(6,28)ゆえに、すべてのことが確かに導かれていったのでした。