12月29日 今日から後のことを考えよ


旧約聖書ハガイ書2章10節〜19節
預言者ハガイが遣わされた時代背景は,バビロン捕囚から解放されたユダの民がエルサレムに帰還して,クロス王の勅命によって神殿を再検する事業に取り掛かり,神殿の土台を据えるまではしましたが,その後は,周囲からの妨害行為などにより,工事は中断して実に18年もの時が過ぎていました.このような状況にあって遣わされたハガイやゼカリヤは,恐れる民たちを再び奮い立たせ,神殿再建の着手へと導かれていきました.ハガイは「今日から後のことを考えよ」(15, 18)と繰り返し語りかけていきました.これは,多くの実りが約束された祝福であり,「このところに平和を与える」(9)という約束と重ねられて言われていることでした.今日,私たちは主の祝福の約束を覚え,今日から後の備えをさせて頂きたいと思います.

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