7月21日 キリストによる恵み
新約聖書ローマ人への手紙5章12節〜19節.
パウロは,罪について,その起源と影響について語っています.「ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り,罪によって死が入り,こうして死が全人類に広がった」(12)と語られていることは,現代に生きる私たちも同様の状況にあることをまず知らなくてはなりません.そして,もう一つ重要なことは,「こういうわけで,ちょうどひとりの違反によってすべての人が罪に定められたのと同様に,ひとりの義の行為によってすべての人が義と認められ,いのちを与えられるのです」(18)と言われており,今は「ひとりの義の行為」と言われているキリストの十字架によって,すべての人が義と認められ,いのちを与えられるという恵みの時に生かされていることも覚え,このキリストと共にある信仰によって恵みにあずかる者とされていることを感謝しましょう.