6月24日 忍耐を働かせて生きる
新約聖書 ヤコブの手紙1章1節〜18節
主イエスの兄弟であったヤコブは,後に初代教会に置いて忠実な働き人となり,今日開いているヤコブの手紙は国外に散らされているユダヤ人クリスチャン(ディアスポラ)に宛てて書かれたものです.迫害され国外に散らされていった人々を励ますために書き送られました.
手紙の冒頭で「信仰がためされると忍耐が生じるということを,あなたがたは知っています.その忍耐を働かせなさい.そうすれば,あなたがたは,何一つ欠けたところのない,成長を遂げた,完全な者となります」(3〜4節)と書き送りました.忍耐を働かせるということは簡単なことではないということを思いますが,ヤコブはむしろ積極的に忍耐を働かせていくことが,恵みと祝福につながること,そこにこそ成長があることを教えられたのです.