8月5日 ヤコブの試みと神の摂理
旧約聖書 創世記29章15節~30節
ヤコブはラケルを愛し,妻として迎えるため叔父のラバンに7年間仕えることを約束しました.7年後,ヤコブはラケルを妻として迎えられると思っていたところ,ラバンはラケルの姉レアを妻として迎えるように仕向け,最終的にはラケルを妻として迎えるために,さらに7年間仕えること強いられていきました.ヤコブにとって試みとなりますが,かつて,ヤコブ自身も父イサクや兄エサウを欺いてしまった自らの罪を深く考えさせられる出来事であったと思います.ヤコブは14年間忠実に仕え,二人の妻を迎え,このことは,後にヤコブの子孫が多く与えられることとなり,イスラエル十二部族を形成していくことになります.神はヤコブを,試みの中にも彼自身を練り変えられ,祝福へと導かれていったのです.