12月21日 世界の王
マタイの福音書2章1節~12節[ビデオメッセージは⇒こちら]
◇ヘロデ王のもとに東の方から博士たちがやって来て、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」(2)と言いました。ヘロデ王は、自分を差し置いて王となる者を礼拝しに来たということを言われ、穏やかではいられなかったと思います。彼は当初、自らも礼拝すると偽って、その子の居場所を探り、最終的にはその子を殺そうと計画しました。
◇博士たちの救い主を探す旅は自らの生涯をかける旅でした。意図してはいなかったけれども本当に命懸けの旅となりましたが、終始、星に導かれて、ついに救い主を探し当て、自らが持参した宝の数々をささげて礼拝しました。その後、夢で「へロデのもとに戻らないようにと警告されたので、別の道から自分の国に帰って行った」(12)とあります。結果的に、イエスの誕生を見届け、救い主に礼拝をささげた博士たちによって、かつては「ユダヤ人の王」と言われていた方は、やがて「世界の王」として、すべての人々の救い主としてあがめられるべきお方として宣べ伝えられていくことになったと言えます。
◇今日、私たちも「わたしの王、救い主」と告白して、主の降誕を共に喜び、感謝をささげていきたいと思います。

