9月7日 キリストの奥義
エペソ人への手紙3章1節~11節
◇パウロは、「それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよく分かるはずです。」(4)と言いました。「奥義」とは一義的な意味は「秘密、隠された計画」などを指しており、ここではキリストによって明らかにされた神のみこころのことを指して言われています。その内容は、「福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人も共同の相続人になり、ともに同じからだに連なって、ともに約束にあずかるということです。」(6)と言われています。これまで、パウ口が何度も「二つのものを一つにし」と繰り返し言ってきた、神の民イスラエルと異邦人との壁や敵意を滅ぼし尽くして下さった結果がキリストの奥義そのものであるということを明らかにしたのです。
◇さらに、パウロはその福音を異邦人に宣べ伝えるために召され、このキリストの奥義がいよいよ世の人々にくまなく証されていくことを喜び、たとえ投獄されていてもこの宣教の使命に仕えていくことを確信をもって語りました。
◇今、「キリストの奥義」は大胆に証され明らかにされていく時代にあるということを覚え、キリストにあって一つとされていく恵みを覚えて歩んでいきたいと思います。