5月18日 主を告白する教会
マタイの福音書16章13節~19節
ピリポ・カイザリアにおけるイエスの弟子たちに対する問いかけ「あなたがたは、わたしをだれと言いますか。」(15)に対するペテロの告白「あなたは生ける神の子キリストです。」(16)の後,イエスの公生涯は大きく変わっていきます。この時以降、イエスはご自身が十字架にかかられ、三日後によみがえられるという、ご自身の目的について繰り返し証言していくようになるのです。
そして、ペテロの告白に対して、イエスは「そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。」 (18)と言われました。「この岩の上」とはペテロがイエスを「生ける神の子キリストです。」と言った信仰告白のことを指しており、教会は、この信仰告白を共に告白する者たちの群れであるということを意味しています。
この告白はたった一言、イエスを救い主と告白するという簡単なように思われることでありながら、現実にはそのように告白することの少ない難しさも感じさせられるものがあります。
今、求められることは主の弟子たちがそうであったように、主を告白してその信仰を生きることにあるということです。最初の弟子たちは試みの中にあっても、やがて主を告白して従い、歩んでいきました。そこに教会が生まれたのです。今日、私たちも私の主と告白して歩む者となってまいりたいと思います。