3月9日 信仰の仲間

テトスへの手紙3章12節~15節[ビデオメッセージは⇒こちら

パウロはこの手紙をテトスに送るに際して、最後の挨拶を述べています。そこには、「アルテマス、ティキコ」(12)、「ゼナス、アポロ」(13)などの名前があげられています。テトスだけではなく、共に働く同労者たちの存在があったことが分かります。いつの時代も、共に働く同労者がいるということは幸いです。
また、「私たちの仲間も、実を結ばない者にならないように、差し迫った必要に備えて、良いわざに励むように教えなければなりません。」(14)と言われています。パウロの言う、差し迫った必要ということは具体的に何を指していたか分かりませんが、パウロの伝道計画としては、クレタ人に対する伝道と教会の建て上げの後には、テトスと合流して、さらなる宣教のために備えていく必要があったということが伺えます。やがてテトスもクレタにある教会の人々から送り出されて行かなければならない事情があったことから考えると、残される信徒一人一人に対して「良いわざに励むように教える」ことは急務だったと思われます。
宣教のわざと教会の建て上げは、一人の働き、わざではなく、信仰を同じくする仲間たちと共に労していく働きであるということを私たちも覚えて歩んでいきたいと思います。

 

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