2月16日 聖霊による再生と刷新の洗いをもって
テトスへの手紙3章1節~5節[ビデオメッセージは⇒こちら]
◇パウロはテトスへの手紙2章において、健全な教えをテーマに語ってきましたが、3章ではより実践的なことを教えています。それは、「支配者や権威者に従う」(1)、「中傷せず、争わず、柔和で、礼儀正しく」(2)など、良いわざを率先して行っていくように勧めているからです。
◇この背景にはクレタ人の気質に悪口、悪行、怠惰など素行の悪さが日常的に見られ、教会に導かれ救われた人々の中にも、その行動を戒めていかなくてはならない人々がいたということが考えられます。そこで、まずはテトスが、若くはあっても主の奉仕者として、良いわざに励んでいくことが、人々の模範となることでもあったので、パウロは彼に具体的に勧めたのです。
◇人はこれまでの習慣を簡単に変えることは難しい事ですが、しかし、「神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみによって、聖霊による再生と刷新の洗いをもって、私たちを救ってくださいました。」(5)とあるように、救いは自分の力ではなく、神のあわれみ、恵みによるのです。
◇あわれみによって救われた私たちは、その新たないのちときよさに生きる者とされたことを覚え、聖霊の力をいただき歩んでいくことが重要であると教えています。今日も聖霊の導きを求め従って歩んでいきたいと思います。