12月1日 約束を実現された神を讃美する

ルカの福音書1章5節~25節,57節~80節
 ザカリヤ夫妻には家系を引き継ぐ子どもが与えられていませんでした。彼らは老齢期を迎えており、神の祝福から漏れていると感じていました(24-25)。そのような中で、ザカリヤは神殿での奉仕に選ばれ、そこで御使いからヨハネの誕生について告げられます。にわかに信じ難いことでした。このためザカリャはそのことを告げられて以降、ロがきけなくなってしまいました。
 しかし、彼はロがきけていたならば、自分の身に起こったことを多くの人に話していたかもしれないし、「信じられない」と、不信仰を語っていたかもしれません。彼にとって話せなくなったことも恵みであったのかもしれません。結果として、御使いの告げられた通り、ヨハネが誕生しました。ザカリヤは再び口がきけるようになり、はじめて主を心からほめたたえました(67〜80)。「暗間と死の陰の谷に住んでいた者たちを照らし、私たちの足を平和に導く」(79)とザカリヤは讃美しつつ、預言しました。このお方こそ、預言者たちが預言してきたメシャ(キリスト)であり、ヨハネの誕生はそのしるしであることを喜んだのです。
 私たちは、時に失望してしまうこともありますが、個人的な求めだけではなく、神の壮大なご計画を意識しながら大胆に祈りをささげていく者となりましよう。

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