9月29日 私たちはその道筋を進もう
ミカ書4章1節~8節[ビデオメッセージは⇒こちら]
4章1節の書き出しは、「その終わりの日」と語られています。預言書において「終わりの日」または「その日」とは、その時代だけではなく終末的意味をもって語られることが多く、この箇所も預言者ミカが時代を超えて終末的視点で語っており、実はイザヤ書2章2?4節でもほぼ同じことが語られていることから見ても、重要なメッセージということが分かります。
前章では、民の指導者や預言者たちの不正や霊的堕落に対して、神のさばきが警告され、それは避けがたい事態となっていましたが、この4章では一転して、主による回復の約束が語られています。これは神の憐れみでしかないと思わされます。
「多くの国々が来て言う。『さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を私たちに教えてくださる。私たちはその道筋を進もう。』それは、シオンからみおしえが、エルサレムから主のことばが出るからだ。」(2)という言葉は、廃墟となってしまうエルサレムが、再び主がみことばを語られる場となり、多くの者たちがその地へ進んでやって来るようになるという幻(ビジョン)を見せるように語られています。
私たちも、主は再びこの地に来られるという約束を信じ待ち望んでいます。主のみことばを聞くために、聖書のみことばを間き続けていく訓練をしながら、待ち望む者とならせて頂きたいと思います。