8月18日 キリストこそ私たちの平和です
エペソ人への手紙2章11節~22節[ビデオメッセージは⇒こちら]
パウロはエペソ教会の信徒たちに、「あなたがたはかって、肉においては異邦人でした。・・・キリストから遠 く離れ、イスラエルの民から除外され、約束の契約については他国人で、この世にあって望みもなく、神もない者たちでした。」(11~12)と言い、異邦人が、イスラエルのような約束の民でもなく、救われる望みもない者であったことを思い起すように言いました。救われる以前の歩みがいかに神から離れた者であったかを覚えていく事は、救いの恵みを深く覚えていく上で重要なことであることを教えています。
このような神から離れた者がどうして神に近づけられる者となり、救いにあずかる者となったかと菖えば、それは神の愛、あわれみでしかないのですが、パウロが強調したのは、「しかし、かつて遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近い者となりました。」(13)と言うことでした。キリストこそ、そしてキリストの十字架こそが私たちを神に近づけてくださるのです。これはかっては異邦人であったエペソ教会の信徒たちだけでなく、今日の私たちも同じように、キリストによって救いの恵みにあずかる者となったことです。そのことを改めて感謝しつつ覚えたいと思います。そして、キリストの十字架は、あらゆる敵意を打ちこわし、平和を実現させてくださったということを今日も伝えていることを覚えていきましょう。