5月12日 あなたのうちに宿る信仰

テモテへの手紙第二 1章1節~14節[ビデオメッセージは⇒こちら

パウロは、同労者であり、最も信頼し、主の福音宣教のために奮闘していたテモテに対してさまざまな助言と励ましのためにこの手紙を書きました。パウロは、まず、テモテに、「私はあなたのうちにある、偽りのない信仰を思い起こしています。その信仰は、最初あなたの祖母ロイスと母ユニケのうちに宿ったもので、それがあなたのうちにも宿っていると私は確信しています。」(5)と述べて、祖母ロイスと母ユニケの信仰をテモテが受継いでいると確信して伝えました。ロイスもユニケも、主にあって忠実な信徒であり、パウロたち働き人をよく支えてきた人たちであったようです。そうした真っ直ぐな信仰をテモテは受継いでいると言っているのです。信仰を継承していくということは、今の時代決して簡単なことではありません。宗教二世と言って、信仰の継承が虐待ともなり兼ねない風潮もあります。信仰の継承は強制ではなく、受け継ぐベぎ者が、受け身ではなく、主体的に倣うことが大切です。パウロは「あなたは、キリスト・イエスにある信仰と愛のうちに、私から聞いた健全なことばを手本|こしなさい。」(13)と勧めました。みことばによって示された手本に倣うように、私たち自身の歩む姿を見せていくことが、次世代へと受継がれていく秘訣であるということを覚えて、みことばに忠実であることから始めていくことが出来たらと願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です