12月24日 羊飼いへの御告げ

ルカの福音書2章6節~20節

初めにキリストの誕生を告げられたのは羊飼いたちでした.当時,羊飼いたちの社会的な地位は低く,羊の放牧のため定住する場所も決められない人々でした.町から離れた放牧地を転々とする日々のゆえに,人々から忘れられ,顧みられることの少なかった人々であったと言えます.しかし,そんな羊飼いたちに,キリストの誕生が告げ知らされたのでした.羊飼いたちは,突如として現れた天の軍勢に驚きつつも,天空においてささげられた讃美に満たされ,新たな希望を抱き,救い主にお会いしよう,礼拝しようと行動し始めたのです.たった一人の幼子を探し出すということは至難の業で合ったと思われます.彼らは御使いが言われた「飼い葉桶に寝ておられるみどりご」をしるしとして探し,ついに探し出して,イエスに心からの礼拝をささげました.
羊飼いたちの姿から教えられることは,第一に,世にあって失望することがあっても,神においては希望があると信じる信仰の重要性です.第二に,彼らが,数少ない御告げのことばを頼りにしていったように,一つ一つのみことばに良く聞き従って行くことの重要性です.羊飼いたちが最初のクリスマスを祝ってから今日に至るまでを覚え,今日の私たちがこの良きおとずれを証ししていく者となってまいりましょう.

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