12月10日 マリヤへの御告げ
ルカの福音書1章26節~38節
マリヤへの受胎告知の場面は,救い主イエスの誕生についての聖書の記述の始まりであり,クリスマスを祝うことの始まりが記されています.
マリヤに遣わされた御使いが,「おめでとう,恵まれた方.主があなたと共におられます」(28)とマリヤに語った時,マリヤは,かつてザカリアがそうであったように,ひどく戸惑いました.しかし,御使いのことば通り,マリヤは主の恵みを得て祝福された者となります.
御使いは,「恐れることはありません....見なさい.あなたは身ごもって,男の子を産みます.その名をイエスとつけなさい.その子は大いなる者となり,いと高き方の子と呼ばれます.また神である主は,彼にその父ダビデの王位をお与えになります.彼はとこしえにヤコブの家を治め,その支配に終わりはありません」(30-33)と語りました.その語った内容は,想像をはるかに越えたものでしたが,マリヤは戸惑いながらも,エリサベツにも男の子が与えられることを示されると,「どうぞ,あなたのおことばどおりに,この身になりますように」と従順に従う決断をしました.今日,私たちも主のみことばに従順な者とならせて頂きたいと思います.