12月3日 ザカリヤへの御告げと成就
ルカの福音書1章5節~25節,57節~66節
今年のアドベントの礼拝では,主イエスの誕生に際して,その良き知らせを告げられた人々に焦点をあて,信仰をもってみことばを受けとめる者の幸いについて学んでいきたいと思います.
御使いがザカリヤに現れ,妻エリサベツが身ごもり男の子が生まれるので,その子をヨハネと名付けるように命じました.ザカリヤはひどく戸惑い,この時以降,口がきけなくなりました.しかし,妻エリサベツにとっては,家系を受け継ぐ男の子の誕生は喜びの知らせとなりました.ザカリヤは御使いの御告げを受けて,当初は,現実にはあり得ないことと躊躇していましたが,妻エリサベツが確かに身ごもったことを受けて,夫妻は共に子どもの誕生を待ち望みました.そして,生まれてきた男の子を,御使いが告げたとおり,ヨハネと名付けました.本来,自分の家を受け継ぐ者には父親の名を受け継がせるのが慣例でしたが,御使いが告げたとおりにヨハネと名付けたことは,自分を優先するのではなく,神の御心を優先しようとする信仰の表れと言えます.口がきけるようになったザカリヤは主を讃美しました.私たちも,身も心も,主をあがめて歩む者とならせて頂きたいと思います.