11月5日 神に愛された者として生きる

コロサイ人への手紙3章12節~17節

パウロは,コロサイ教会の信徒たちに対して,「あなたがたは神に選ばれた者,聖なる者,愛されている者」と呼びかけていますが,ここにキリスト者とはどういう者であるかが端的にかつ明確に示されています.神に選ばれ,聖なる者へときよめられ,主に愛されているという特権を改めて覚えたいと思います.パウロは続けて,「深い慈愛の心,親切,謙遜,柔和,寛容を着なさい.互いに忍耐し合い,・・・互いに赦し合いなさい(12-13)と勧めました.キリスト者にふさわしく歩む生活が勧められる以上に,神の選び,きよめ,神の深い愛が,その歩みの土台である故に,それが実際の生活の中に現されていくことを願ってパウロが強く勧めていたと言うことが分かります.「そして,これらすべての上に愛を着けなさい.愛は結びの帯として完全です.」と記しました.さまざまな行為,行動原理は愛から始められなくてはならないということです.同様のことをコリント教会の信徒たちにも書き記しています(Iコリント13:1など).
愛の実践は難しいことですが,愛されている者であることを覚えて生きることが愛の実践へとつながっていることを覚えて生きていきたいと思います.

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