10月29日 天の御国を仰いで
ヨハネの黙示録7章1節~17節
黙示録に記されている,ヨハネが目撃した天での礼拝の姿は,想像をはるかに超えた,栄光に満ちたものでした.それは,ヨハネが地上における迫害の中で,福音宣教の働きのその先のゴールを見させて頂く出来事でもありました.
「その後,私は見た.すると見よ.すべての国民,部族,民族,言語から,だれも数えられないほどの大勢の群衆が御座の前と子羊の前に立ち,白い衣を身にまとい,手になつめ椰子の枝を持っていた」(9)とあるように,福音宣教の働きの結果,天において,あらゆる国・民族を越えて,さまざまな人々が共に主の前に一つとなっているということが分かります.
今日,世界では国と国が争い,民族間の内紛も絶えません.分断が一層進んでいるようにさえ思わされます.
しかし,神の御心は,あらゆる人々が一つになって主を礼拝するようになることです.私たちは,今ある地上における宣教の働きから,あらゆる人々と手をつなぎ,愛の結び目をかたくし,共に建て上げられる宣教と教会を形成していくことができるように祈って参りましょう.