10月9日 神は私たちから遠く離れてはいない

使徒の働き17章16節~34節

パウロはアテネへと来て,ユダヤ人会堂から始めて,アテネの人々に福音を伝え始めました.アテネでの伝道では,エピクリス派,ストア派の哲学者たちもおり,パウロの語る福音のことばに対する反応はさまざまでした.そのような中でもパウロは,「知られない神に」(23)と刻まれた祭壇について触れながら,天地万物を造られた神について語り,真の神は知られないのではなく,むしろ私たち一人一人に最も近くおられるお方であることを証ししていきました.このパウロの伝道によって,アテネの人々が信仰に導かれていきました.人間には見ることが出来ない,知られていないということから,神の存在を哲学的に理解しようとする傾向がありますが,主イエスを通して,今,すでに私たちは神の前に生き,生かされていることを覚えたいと思います.

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