9月4日 信仰によってきよめられ
使徒の働き15章1節~29節
エルサレム教会において,「モーセの慣習」(割礼)を受けなければ救われないと主張する人々が出てきて混乱するようになり,この事態の収拾のために,パウロとバルナバがエルサレム教会に派遣されることになりました.異邦人伝道の恵みを語り,今後も異邦人が救われ教会に加えられていくことを前提に,「偶像に供えられたものと,血と,絞め殺したものと,淫らな行いを避けることです.これらを避けていれば,それで結構です.祝福を祈ります」(29)という結論となったのでした.神の救いに上書きするような行為,行いを強調することは,神の主権を侵害することになるということに注意しなくてはならないことを思います.重要なことは「何の差別もつけず,信仰によってきよめて下さった」(8)ということなのです.