1月9日 力と愛と慎みの霊
テモテへの手紙第二1章1節~8節
使徒パウロが書き記した書簡の中で,テモテへの手紙第二が最後の書簡となりました.パウロは間もなく迫害され,殉教の死を迎えようとしている中で,エペソ教会の働きを委ねてきた同労者テモテへ手紙を書き送りました.この手紙の一番の目的はテモテを励ましていくためでしたが,同時にパウロの宣教のスピリットを継承していって欲しいとの願いがあったことがよく分かります.パウロは「私の按手によってあなたの内に与えられた神の賜物を,再び燃え立たせて下さい.神は私たちに,臆病の霊ではなく,力と愛と慎みの霊を与えて下さいました」(6-7)と言いました.パウロ自身も迫害下の中,ローマの獄中からこのようにテモテへ書き送りました.今日,私たちも同じ御霊によって力づけを頂いて歩んでまいりましょう.