10月31日 やはり祈るしかない
エズラ記9章1節~15節
エルサレムに帰還したエズラは,イスラエルの民の状況を聞いて愕然としました.それは,律法によって禁じられていた雑婚が繰り返され,民の代表者たちがむしろ推奨しているという事実を知って茫然としてしまったのです(3).エズラは気力を失ってしまうほどでしたが,そのような中,民たちの不信仰の罪について,自らの罪のように受け止めて,民たちのために祈りました.特に,民たちが一度ならずも,同じように罪を繰り返してしまうことを嘆きながら,しかし,実に,率直な思いで祈りをささげていきました.今日,私たちも自らのことを思い起こせば,やはり罪にまみれた者であると言わざるを得ないのですが,しかし,エズラのように,どこまでも神の御前に祈りを捧げている姿に習い,どんな時でも神の前に祈り進み出ていく者となりましょう.