2月10日 私の救いの神にあって喜ぼう
旧約聖書ハバクク書3章16節~19節
ハバクク書最後の3章16~17節では,いよいよユダの地が敵対する者によって襲われようとされる状況が言われています.そしえ,土地は荒れ廃れ,あらゆる地の産物が実らなくなるということは,まさに戦いが続いていくことを物語っています.そのような中でハバククは「私は静かに待とう」(16)告白し,その心境は複雑なものがあったと言えます.しかし,18~19節では,一転して,嘆きから喜びへと変えられていったハバククの信仰告白で本書が締めくくられています.これは現実逃避しているのではなく,「私の足を雌鹿のようにし,私に高い所を歩ませる」(19)と,そこに「歩む」とあり,実際の歩みを導かれ,信仰者はこのように生きるということを示しているのです.