11月3日 何をもって御前に進み行くべきか
ミカ書6章1節~8節 [ビデオメッセージは⇒こちら]
預言者ミカは「さあ、主の言われることを聞け。・・・主がご自分の民を訴え、イスラエルと論争される。」(1~2)と、民を戒め、問いかけるように教えてきました。主は民を煩わされるどころか、むしろ何度も何度も民を贖い、救ってこられたイスラエルの歴史を見せるようにして示されています(3~5).
それに対して、民は主に命じられた通りに全焼のいけにえをささげてきたと自負し、さらには「私の長子を」、「胎の実を」献げるべきだろうかと、自分達の主に対する熱心さをアピールするように語っています。
しかし、預言者ミカはその間違った熱心さを正すように、「主はあなたに告げられた。人よ、何が良いことなのか、主があなたに何を求めておられるのかを。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。」(8)と諭します。大きな犠牲を払っていることが、いかにも熱心で正しい信仰であるかのように考え、さらには子どもを犠牲にするような愚かな行為を厳しく叱責し、正していったのです。
主が求められていることは実にシンプルです。主を愛し、へりくだって主と共に歩み、主と共に生きていこうとする信仰が大切であることを改めて覚えていきたいと思います。