12月17日 ヨセフへの御告げ
マタイの福音書1章18節~25節
御使いは,マリヤへの受胎告知に続き,マリアが身重となったことを知った婚約者ヨセフにも現れました.そして,マリアから男の子が産まれることと,その子をイエスと名付けるように告げました.ヨセフへの御告げは,ザカリヤやマリアの時と同じような御告げでしたが,ヨセフに告げられた内容は,産まれてくる子が,かつて預言者によって語られてきた方であり,「見よ,処女が身ごもっている.そして男の子を産む.その名はインマヌエルと呼ばれる」(23)とあるように,「インマヌエル」なるお方であるという,その誕生の意義を明らかに示していました.
創世記1章で,アダムとエバは,始めエデンの園において神のみもとに置かれていましたが,罪を犯した後エデンを負われ,神から離されて地上に生きることとなりました.
クリスマスは,そんな人間のもとに,「インマヌエル」と呼ばれるお方として,人と共にあるようになるために,主が人となってこの地に来てくださったのです.これは,神のなされる御業,奇跡そのものでした.ヨセフは喜んでマリアを迎えて,この神の約束のことばを待ち望んでいきました.今日,私たちも日ごとにみことばを聞き,主を待ち望んでいきましょう.