5月9日 信仰者の行動
テモテへの第一の手紙2章8節~15節
パウロは2章の前半でとりなしの祈りの重要性について勧められて、これを受けるようにかたちで、教会における男性と女性のそれぞれのふさわしい姿勢について教えられました。男性については、「怒ったり、言い争ったりせずに、どこででも、きよい手を上げて祈りなさい。」(8)と勧められ、女性については、「神を敬うと言っている女たちにふさわしく、良い行いで自分を飾りなさい。」(10)と勧められました。おそらく、当時の男性たちは議論好きで言い争いが絶えなかったとみられ、女性たちは派手な装飾で身を飾り立てて華やかさを競っているように姿が見られていたと思われます。そのような中でむしろパウロは、男性であれ、女性であれ身の振る舞いにおいて慎み深く、祈り(8)、学び(11)、従う心(11)が大切であることを教えられたのです。