4月7日 仰ぎ見ると生きた
旧約聖書 民数記21章4節〜9節
イスラエルの民は荒野の旅を続けていく中で,だんだんとその旅の厳しさの中で,かつてエジプトで奴隷であったのに,少なくても食べるのにも,飲むのにも乏しく感じることはなかったと思い出し,エジプトから連れ上ってきたモーセに逆らい始めました.主なる神は,そこへ,燃える蛇をおくられ,かまれた多くの民が死んでいきました.民たちは不平を言い,神に反目した罪を示され,モーセに助けを求めた.するとしゅはモーセに青銅の蛇を作るように命じられ,その青銅の蛇を仰ぎ見ると,民たちは蛇にかまれても生きるようになった.ここに,神の救済方法の原型が示されていると言われています.主の命令は「それを仰ぎ見ると生きる」(8)との単純とも言える命令でした.主の福音のメッセージと救いは今日も明快に私たちが「主を仰ぐ」ように招かれているのです.